貞教学区社会福祉協議会ごみ減量エコバスツアー

 貞教学区社会福祉協議会では,京都市が行なっている『ごみ減量エコバスツアー』を利用して資源ごみのゆくえについて学んできました。

 東山ECOまちステーションの方がご一緒いただき京都市のごみの出し方などについて少しお話しをしていただきました。バスに揺られること約30分。最初に京都市横大路学園で行われている活動を見学させていただきました。プラスチック製容器包装を回収してリサイクル工場への出荷できる状態にする活動として,回収した袋から生ごみ,空き缶・ペットボトル,割りばしなどの異物を取り除く作業を横大路学園で働いている方が手作業で行なっています。施設長の方からは、「分別していただくことは大事なことですが,家庭ごみに出していいものかどうかわからないこともたくさんある。集めてきた資源を分けるプロなので,資源ごみに交じっていても大丈夫です。」との話がありました。但し,インスリンの使用済み注射針や医療廃棄物は,HIVや肝炎に感染する可能性があるので,絶対に入れないでほしいと強く話されました。実際に作業場に入るとベルトコンベアーで流れてくるものを素早く分けていくのを見て驚きました。また,圧縮されたものが1つ250㎏あることも教えて頂きました。パッカー車1台分の量だそうです。

 次に京都市南部資源リサイクルセンターの見学です。ペットボトル,スチール缶,アルミ缶,ビンの仕分けをしてリサイクルできるように分別する工場です。ここには啓発プラザがあり,子どもから大人まで分かりやすく説明がされていました。

 参加された方は,「ごみの出し方もきちんとしないと事故につながることがわかった。」「ご近所の方で出し方で困っている方には声掛けしよう。」などいろいろな意見がありました。

 EKOまちステーションの方は,「ゴミの出し方で困ったときは,何時でも,何でも相談してください。」と話していただきました。(文;藤井 一)