東山老人デイサービスセンター,東山地域包括支援センターの職員さんと一緒に施設ボランティアについて考える研修会が実施され,講師として参加してきました。
はじめに「ふくし」について話をしてから,東山区社協がすすめている地域福祉活動について紹介しました。
次に,ボランティア活動についての基本をお話し,施設ボランティアコーディネーションについて説明をしました。レジメから内容を抜粋して以下に書いておきます。
◆3つの視点からみた施設におけるボランティア活動の意義
①ご利用者様にとっての意義
・ご利用者様の社会性の向上及び社会との架け橋としての意義
・ご利用者様と職員の対等な関係を構築するための意義
・ご利用者様へのサービスの質を向上させる意義
②施設・地域社会にとっての意義
・「施設の社会化」を促進させる意義
・地域住民に対する施設の専門的機能の啓発
・地域住民から選ばれる施設として認知されるために
③ボランティアにとっての意義
・身近にスーパーバイザーとなってくれる職員(ボランティアコーディネーター)が存在する点
・学の場としての施設~多様な価値観との出会い~
・社会的機能(コミュニケーション能力)のトレーニング
・ボランティアの自己有用感の獲得と自己実現
◆施設ボランティアコーディネーションの展開過程
①インテーク(受理面接)
②アセスメント(事前評価)
③プランニング(計画)
④インターベンション(実践活動)
⑤モニタリング(継続評価)
⑥評価(事後評価)
個人ワークをしていただきました。施設の自慢できることや課題,職員としての夢,夢の実現に向けて自分たちは何ができるのかを考えていただきました。
最後に,地域から参加しているボランティアは,同じ地域に住む仲間として自分たちが埋めることのできない時間(年齢)などを敬い,ご利用者様のために自然に関わっていただけるように職員意識を変えていきたいと施設長からまとめをしていただきました。 (文;藤井 一)
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