こころの病のある方を支えるボランティア入門講座

 11月から12月にかけ、こころの病の方が感じる「生活のしづらさ」を理解し、誰もが安心して地域で生活できるようにとの思いでボランティアの入門講座を開催しました。

 この度は、講師や施設体験先として、保健センター・障害者地域生活支援センター・就労支援施設等多くの協力を得ることができました。

 第1講座(11/4)、こころの病のある人への向き合い方の基本を学び、続けて第2講座で、3つの施設に分かれて、作業など一緒にしながら交流するという体験をしていただきました。最後の第3講座(12/12)では、お話と話合いで、学んだことをふり返りました。

 受講された方からは、「当事者の気持ちになって一緒に考え、同じ人間として生きていくことが大切」「よく話を聴くことの大切さ、相手の状況に合わせることを心がけたい」といった感想が聞かれました。

 また、うれしいことに、まとめの講座を受けられた15人の方のうち11人の方が今後ボランティア活動をやってみたいと答えられています。

 まず話を聴いて理解し、体験したり接してみたりすることから「地域で支える」ということが始まるのではないでしょうか。

 これからもこのような講座を続け、地域に住む方々の力で支え合う地域づくりをめざしていきたいと考えています。